異動の経験が強みに変わる。現場と品質を支える管理係の仕事

氏名:S.A.
所属:南関東センター 畜産課 管理係 係長
入社時期:2011年
※2026年5月撮影
経歴
入社1年目~2年目:畜産課製造係
入社3年目:本社表示チーム
入社4年目:品質管理
入社5年目~7年目:長泉センター開設時の品質管理
入社8年目:畜産課管理係
入社9年目:畜産課製造係
入社10年目~12年目:畜産課製造係の係長
入社13年目~現在:南関東センター 畜産課 管理係 係長(原料管理、資材管理、コスト管理、試算管理)
商品事故を防ぐために。現場と向き合い続ける管理係の役割
原料・資材・在庫を守る、日々の管理業務

畜産課管理係の仕事において、原料管理では、原料の発注や在庫管理を行い、製品を計画どおりに出荷できる体制を整えなければなりません。資材管理ではトレーやラベルなどの発注・在庫管理を担当します。コスト管理では業務の効率改善、DX推進にも取り組んでいます。さらに、仕入単価をもとに製品単価を算出して登録する試算管理も重要な業務のひとつです。
特に重要なことが、畜種、部位、アレルゲンなどによるコンタミネーションを防ぐことです。さまざまな原料を扱うため、表示の確認を徹底し、定位置管理を行うことで、商品事故を未然に防いでいます。原料や資材の管理は、一見すると裏方の仕事に見えますが、出荷の正確さや安全性を支える土台そのものです。日々の積み重ねの中で、少しの見落としも事故につながるという意識を持ち、細かな確認を怠らないよう心がけています。
原料庫巡回と在庫確認を軸にした1日の流れ
1日は、9時の出社後にメールを確認するところから始まります。その日の連絡事項や依頼内容を把握したうえで10時には原料庫を巡回し、作業の進捗や状況を確認するのが日課です。13時には当週の予定を整理し、15時には再び原料庫を巡回して、期限や在庫の確認を行います。17時には次週の予定や新規商品登録などを進め、18時に退社するという流れです。
日々の業務は、原料庫と事務所の往復です。机上で数字を見るだけではなく、実際に現場へ足を運び、作業や在庫の状況を自分の目で確認することを大切にしています。工程や在庫は常に変化するため、計画どおりに進んでいるかを都度確かめながら、必要に応じて調整を行わなければなりません。細かな確認の積み重ねが、トラブルの未然防止につながっています。
異動の積み重ねが強みに変わる―現場で培われた経験と転機
品質管理やセンター立ち上げを経験したキャリアの歩み
2011年に入社し、現在15年目を迎えています。入社後は、1年目に畜産課製造係、3年目に本社表示チーム、4年目に品質管理、5年目に長泉センター開設時の品質管理、8年目に畜産課管理係、9年目に畜産課製造係、10年目に畜産課製造係の係長を経験し、13年目から現在までは畜産課管理係の係長を務めています。振り返ると、製造、表示、品質管理、管理係と、畜産に関わるさまざまな業務を幅広く経験してきました。
入社から5年目までは毎年のように異動があり、当初は戸惑いや不安を感じることもありました。慣れた仕事を離れて新しい業務に入るたびに、覚えることが多く、気持ちの切り替えも必要でした。しかし今となっては、その一つひとつの経験が現在の仕事に生きています。製造を知っているからこそ管理の視点が持てるようになり、品質管理を経験したからこそ、事故を防ぐためにどこを見ればいいのかが分かるようになりました。特に長泉センターの開設では、多くの人に支えられながら役割を果たすことができ、自分の中で大きな転機になりました。

一人で挑んだ品質管理とJFSM認証取得という転機
入社5年目に経験した長泉センター開設は、自分を大きく成長させた出来事です。当時は品質管理を一人で担当しており、しかも経験も知識も十分ではありませんでした。何から手をつければいいのか分からないことばかりで、右も左も分からない状態からのスタートだったと記憶しています。責任の重さに押されそうになりながらも、自分が動かなければ前に進まないというプレッシャーの中で、必死に業務と向き合っていました。
分からないことがあれば、その都度、知識のある方に問い合わせ、手順を確認しながら進める日々でした。ひとつひとつの業務を自分の手で行い、なぜその手順が必要なのかを理解することで、着実に知識を自分のものにしていったのです。周囲の協力も得ながら、センターとして社内初のJFSM認証を取得できた瞬間の達成感は、今でも忘れられません。この経験を通じて、受け身で仕事をするのではなく、自ら考え、確認し、動くことの大切さを学びました。そして、未知の業務にも向き合えるという自信を得ることができました。
支え合う現場の中で生まれる力と、これからの組織
繁忙期を乗り越える、部門を越えた協力体制

現在のチームは、管理社員4名、事務員6名、庫内従業員15名で構成されています。性別や年齢、国籍を問わず、互いに協力し合えるチームであることが大きな強みです。通常は各担当業務や役割が決まっていますが、繁忙期にはそれぞれの業務負担が増えるため、自然と声を掛け合いながらフォローし合っています。
印象的だったことは、繁忙期に担当の垣根を越えて協力できたことです。製造係が忙しい日は事務員が製造応援に入り、逆に製造の進捗に余裕があるときには、庫内作業の応援に回ることもあります。こうした連携によって、互いに補いながら現場を回すことができました。若手社員や経験の浅い従業員に対しても、丁寧なOJTを行いながら育成できている点も、このチームの良さだと感じています。
自ら動く人が評価される、挑戦を後押しする組織文化
成果を出している人には、新しいことに前向きに取り組む姿勢があります。人任せにせず自ら行動し、人に流されない信念を持っていることも共通点です。既存のルールや風習にとらわれず、変化を受け入れながら挑戦する姿勢が、成果につながっていると感じます。
当社には、年齢や性別に関係なく発言できる風土があります。また、勤務地限定や育児休暇などのライフプランに合った希望も通りやすく、年功序列ではなく実力主義で評価される環境です。そうした環境の中で、自ら既存の手順を理解し、疑問を持ちながら、DXなどの新しいツールにも積極的に関わっていく姿勢が大切だと考えています。新しい仕組みをただ受け入れるだけでなく、自分の業務にどう活かせるかを考え、評価しながら取り入れていく人が、知識を積み上げて成果を出していると思います。
過去の失敗のたびに積み上げられたルールも、一度整理してポイントを絞ることで業務効率が上がり、作業に余裕が生まれます。その結果、落ち着いてチェックができるようになり、事故の削減にもつながりました。今後も、変化に柔軟に対応しながら、自ら考えて行動できる人材とともに、より強い組織をつくっていきたいと考えています。
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